♪誰のォ〜心ォにもォ〜
 傷はあァるさァ〜〜♪

などという歌がホントにあるかどうかはどうでもいいんですが。

いやもう、幼少期のショックな出来事って
どうしてこうもずっと残っちゃうんでしょうね?
貧弱だぞ幼少の頃の俺!!!
とか腹立てても仕方ねェんだろうけど。

というわけで今日は俺の心に刻まれたトラウマの中でも
最大級のもののお話をさせていただこうかと
そういうわけなんですな。

アレは忘れもしない、俺が3歳なシャイボーイだった頃の話。

農家に生まれた俺は
田植えの時期になると田んぼに繰り出し
カエルを捕まえてよく遊んでいた。

カエルの中でもトノサマガエルをこよなく愛し
図体のでかいやつに「ケロ吉くん」と名前を付け
カゴに入れてペットにしていたことがあった。

虫をやったり水浴びさせてやったり
色々と面倒を見ていたのを覚えている。
つまり溺愛しておったわけです。

ある日
親父に連れられて地元の農協に行った。
その時、ケロ吉くんにひもを結わえ付け
犬の散歩よろしく一緒に連れて行ったのである。

親父が用事を済ませている間
俺はケロ吉くんが農協のつるつるの廊下の上で
愛らしく右往左往する様を
にこにこと眺めていた。

そして親父が用事を済ませ俺の名を呼び
そちらに行こうとした正にその時

ぎゃわあぁぁあっ!!!!

という恐ろしい悲鳴が俺の隣で上がったのだ。

え?!とそちらを振り返ると
農協の職員のおねぇさんが
顔面蒼白で突っ立っている
ではないか。
何事かと思いおねえさんの視線を追ってみると
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おねえさんのハイヒールのかかとの下で
 
   ケロ吉くんがビクビクと痙攣しているではありませんか。
 
       口から自分の内臓を吐き出しながらビクビクと。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   その死に顔があまりにも惨かったもので
 
     俺は未だにカエルを正視することができずにいます。
 
       It’s My Bitter & Sweet Memory、アハン?
 
 
 
 
 

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