指が辿るは細い弦 手繰り寄せれば 何処(いずこ)へ絡む
 
 
 
 
実はこの音源に辿り着いたのはまったくの偶然で。

ジャズシンガーの ニーナ・シモン のレビューを書こうと思って

検索してみたら思っていた音源が無くて

画面をスクロールしてみたら下の方に

やたらおどろおどろしいジャケットが表示されていたんです。

 
 
http://images-jp.amazon.com/images/P/B00005G485.09.LZZZZZZZ.jpg
 
 
 
ニーナ・シモンじゃねぇ…ッ!
 
  誰だよお前!!そのカエルみたいに広げた手は何だよ!!!
 
                  ……何か怖ぇよ…ッ…!!

 
 

この人は ニナ・ハーゲン っていうドイツのシンガー。

そのインパクトに押されてインターネットで彼女のインフォメーションを探して

行き着いた先で聴いたのが

ニナ のボーカルをフィーチャーした

SEEMANN

という曲。

弦楽器のピチカートで始まり、

魔女の呪文のような、押し殺した低音のドイツ語で

ニナ のボーカルが忍び入ってくる。

ぅぁぁ、耳元で囁いてほしくない声色だ…。

束の間

いきなりヘヴィメタルっぽく重いディストーションの効いたギターが

雷鳴よろしくバレーコードをガツーーーンと鳴らす。

……こういう曲なのか…。

しかしアレだな、ヘヴィメタルのリフに弦楽器の重奏って見事に絡むもんなんだな。

というわけで今度は

この曲を演奏している APOCALYPTICA についてのインフォを求めてみると

どうやらクラシック畑出身のチェリスト4人が

ヘヴィメタルを基調としたサウンドに乗せて

4重奏を展開するバンドだということが分かった。

すっげカクィィ…。

ヘヴィメタの轟音にチェロの音などかき消されてしまうんじゃないかと思って

サイトにあった音源を注意深く聴いてみたんだけど

それが何のその

しっかり4つのチェロがそれぞれの存在感を際立たせている。



メタリカのカヴァーアルバムでデビューしたと書いてあったので

マジかよと思いインターネット引っ掻き回して音源を聴いてみたら

本物同等にメタルしてて
 
垂涎してしまいかねない勢いのかっこ良さ…。

たまには偶然に任せて

ひとつのことを追いかけてみるのも

いいものなんですね

ってこと。
 
ていうか

ニーナ・シモン置き去り

ってこと。
 
 
 

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