↑「つらい」と読まずに「からい」と読んでくれ。
辛さというのは味覚だけでなく痛覚にも作用する
というのは経験上、皆さんもおわかりのことと思う。
わからない方は真っ赤に実った鷹の爪を
二つに割って水に浸してちょっと湿らせた上で
割り口を思い切り腕などに擦り込んでみるといいだろう。
※モニターの前の良い子は決して真似しないでネ☆
さておき。
リンク先のユマ先生が辛い体験を記されていたのに触発され
過去の忌まわしい記憶が脳のシワの間からムクムクと蘇ってきたので
返礼の意味も込めてここに2つの出来事を記しておくことにする。
ちなみに俺、辛い食べ物大好きっ子デス。
--------------------------------------------------------
沖縄旅行の折に波照間島にファームステイしたことは過去の日記にも書いたが
(参照のこと→ http://diarynote.jp/d/45040/20041026.html )
その期間中に、島ではお盆の祭が開催された。
ムシャーマというその祭は豊作祈願や先祖供養の意味合いがあり
島民たちは祭の朝になると神さまなどの格好に仮装し
住んでいる地域ごとに隊列を作り
島に伝わるさとうきび刈りの踊りを踊りながら
町中を練り歩くのだ。
もちろんその下準備などもあって
祭の一週間くらい前から
夜毎、地域ごとの公民館に集まり
皆で練習をしたりするのだが
ほとんどの場合練習はすぐに切り上げられて
(俺がお世話になってた地域の練習風景はそうだった)
大人たちは泡盛の水割りやらオリオンビールを持ち寄って酒盛りを始める。
島の人たちはやたら寛容で
俺ら季節的旅人でさえも練習やその後の酒盛りに参加させてくれた。
人々がウチナーグチで談笑しているのを聞きながら
ちびりちびりビールをやっている俺の手元に
小指の先ほどの赤い実がたくさん盛られた皿が回されてきた。
「よかったらにいちゃんもこれやりな」
と、にこやかな顔でおばちゃんが言うので
きっと漬物みたいなもんだと思い
2つほど口に放り込み勢いよく噛み砕いた
刹那…
お口の中で超新星爆発しちゃったよママン
みたいな。
いやもうホント
ポグワシャァァァン!!!!!!みたいな感じで
口・鼻・目・耳から火花散って煙立って
確実に一つの星の命が終わったね、あの瞬間に。
いきなりつんのめって目や鼻を押さえて
ギヒィギヒィいいながらのた打ち回っている俺を見て
おばちゃんびっくりしたんだろうな
「まさかあんた、これ噛んだりしたんけ?!」
ってそういうことは最初に言え。
俺が噛み砕いたのは島とうがらしなるもので
http://www.miyakoichiba.co.jp/sho/y017018.html
そのまま使うには滅法辛すぎるので
泡盛なんかに漬け込んで辛味を酒に移して
それを調味料として使ったりするものらしい。
生のものは乾燥しているものより辛みが出やすいらしく
酒などを飲むときにちょびっと舐めたり先っぽを齧ったりすると
良いアテになるんだそうだが
まさか噛み砕こう者が出るとは皆も思っていなかったらしい。
辛さも度が過ぎると視覚や嗅覚も一時的に機能不全になるんだな
ってことが分かったある夏の夜でした。
--------------------------------------------------------
「地獄ラーメン」
ってのを食べたことがある人はいるだろうか?
色んな地域でこの名前を見かけるから
きっと全国的なムーブメントだとは思うんだけど
要は赤トウガラシの粉末がふんだんにかけてあるラーメンのことだ。
大阪の高槻にもこれを食べさせてくれる店があって
1年前の春に、当時付き合っていた彼女と一緒に食べに行ったわけ。
その店は 「地獄の1〜4丁目」 というように
段階的に辛さを選べるようになっていて
愚かな俺は地獄の4丁目を頼んでしまったわけ。
出てきたラーメンをお互い比べてみて(彼女は普通のラーメンを頼んだ)
唖然としましたね。
何よ…この、赤を通り越してちょっとドス黒い色に染まったスープと麺は?!
http://tomocha.net/misc/ippatsu/jigoku.html
彼女なんか、しばし呆然として、俺と合わせていた目を伏せたくらいだ。
…つまり、孤軍奮闘…ってこと…。
怖がっていても仕方がないので
レンゲにひと掬いスープを取ってみる。
……粉末入れ過ぎでやけにドロッとしてるんですけど…
しかも
トウガラシの赤みばっかでスープの色すら見えないんですけど
恐る恐るモヤシと一緒に口に入れてみた。
……ん
いける、これいけるよ絶対食い切れるよコーチ!(誰)
と、調子に乗って食を進めたのが悪かった。
2分もしないうちに俺の口の中からは感覚が失われ
全身からは汗が滝のように流れ
顔ははちきれんばかり色付いたほおずきのようにドス赤く。
辛みというか痛みを抑えるために水を飲むと
余計火照ってひどいことにもなったっけ。
アレですね、辛いものって食べ過ぎると
手足がブルブル震えてくるんですね
一応完食したんだけど
店を出てすぐに胃にひどい激痛が走り
道端で体中を痙攣させながら全て吐いてしまった。
胃から食道から口からもう痛くて痛くて
しばらく立ち上がれなかったほどだ。
いやもう、度を越したことはしないに限るってことだ。
ちなみに完食者はポラロイド写真を撮ってもらえる。
あの店に行くとうつろな笑いを浮かべて空の器を掲げている
俺の勇姿をまざまざと見ることができるので
興味がある人は出向いてみてください(何)
店はココ↓
http://tomocha.net/misc/ippatsu/
一発屋 って名前もある意味すごいよね…。
辛さというのは味覚だけでなく痛覚にも作用する
というのは経験上、皆さんもおわかりのことと思う。
わからない方は真っ赤に実った鷹の爪を
二つに割って水に浸してちょっと湿らせた上で
割り口を思い切り腕などに擦り込んでみるといいだろう。
※モニターの前の良い子は決して真似しないでネ☆
さておき。
リンク先のユマ先生が辛い体験を記されていたのに触発され
過去の忌まわしい記憶が脳のシワの間からムクムクと蘇ってきたので
返礼の意味も込めてここに2つの出来事を記しておくことにする。
ちなみに俺、辛い食べ物大好きっ子デス。
--------------------------------------------------------
沖縄旅行の折に波照間島にファームステイしたことは過去の日記にも書いたが
(参照のこと→ http://diarynote.jp/d/45040/20041026.html )
その期間中に、島ではお盆の祭が開催された。
ムシャーマというその祭は豊作祈願や先祖供養の意味合いがあり
島民たちは祭の朝になると神さまなどの格好に仮装し
住んでいる地域ごとに隊列を作り
島に伝わるさとうきび刈りの踊りを踊りながら
町中を練り歩くのだ。
もちろんその下準備などもあって
祭の一週間くらい前から
夜毎、地域ごとの公民館に集まり
皆で練習をしたりするのだが
ほとんどの場合練習はすぐに切り上げられて
(俺がお世話になってた地域の練習風景はそうだった)
大人たちは泡盛の水割りやらオリオンビールを持ち寄って酒盛りを始める。
島の人たちはやたら寛容で
俺ら季節的旅人でさえも練習やその後の酒盛りに参加させてくれた。
人々がウチナーグチで談笑しているのを聞きながら
ちびりちびりビールをやっている俺の手元に
小指の先ほどの赤い実がたくさん盛られた皿が回されてきた。
「よかったらにいちゃんもこれやりな」
と、にこやかな顔でおばちゃんが言うので
きっと漬物みたいなもんだと思い
2つほど口に放り込み勢いよく噛み砕いた
刹那…
お口の中で超新星爆発しちゃったよママン
みたいな。
いやもうホント
ポグワシャァァァン!!!!!!みたいな感じで
口・鼻・目・耳から火花散って煙立って
確実に一つの星の命が終わったね、あの瞬間に。
いきなりつんのめって目や鼻を押さえて
ギヒィギヒィいいながらのた打ち回っている俺を見て
おばちゃんびっくりしたんだろうな
「まさかあんた、これ噛んだりしたんけ?!」
ってそういうことは最初に言え。
俺が噛み砕いたのは島とうがらしなるもので
http://www.miyakoichiba.co.jp/sho/y017018.html
そのまま使うには滅法辛すぎるので
泡盛なんかに漬け込んで辛味を酒に移して
それを調味料として使ったりするものらしい。
生のものは乾燥しているものより辛みが出やすいらしく
酒などを飲むときにちょびっと舐めたり先っぽを齧ったりすると
良いアテになるんだそうだが
まさか噛み砕こう者が出るとは皆も思っていなかったらしい。
辛さも度が過ぎると視覚や嗅覚も一時的に機能不全になるんだな
ってことが分かったある夏の夜でした。
--------------------------------------------------------
「地獄ラーメン」
ってのを食べたことがある人はいるだろうか?
色んな地域でこの名前を見かけるから
きっと全国的なムーブメントだとは思うんだけど
要は赤トウガラシの粉末がふんだんにかけてあるラーメンのことだ。
大阪の高槻にもこれを食べさせてくれる店があって
1年前の春に、当時付き合っていた彼女と一緒に食べに行ったわけ。
その店は 「地獄の1〜4丁目」 というように
段階的に辛さを選べるようになっていて
愚かな俺は地獄の4丁目を頼んでしまったわけ。
出てきたラーメンをお互い比べてみて(彼女は普通のラーメンを頼んだ)
唖然としましたね。
何よ…この、赤を通り越してちょっとドス黒い色に染まったスープと麺は?!
http://tomocha.net/misc/ippatsu/jigoku.html
彼女なんか、しばし呆然として、俺と合わせていた目を伏せたくらいだ。
…つまり、孤軍奮闘…ってこと…。
怖がっていても仕方がないので
レンゲにひと掬いスープを取ってみる。
……粉末入れ過ぎでやけにドロッとしてるんですけど…
しかも
トウガラシの赤みばっかでスープの色すら見えないんですけど
恐る恐るモヤシと一緒に口に入れてみた。
……ん
いける、これいけるよ絶対食い切れるよコーチ!(誰)
と、調子に乗って食を進めたのが悪かった。
2分もしないうちに俺の口の中からは感覚が失われ
全身からは汗が滝のように流れ
顔ははちきれんばかり色付いたほおずきのようにドス赤く。
辛みというか痛みを抑えるために水を飲むと
余計火照ってひどいことにもなったっけ。
アレですね、辛いものって食べ過ぎると
手足がブルブル震えてくるんですね
一応完食したんだけど
店を出てすぐに胃にひどい激痛が走り
道端で体中を痙攣させながら全て吐いてしまった。
胃から食道から口からもう痛くて痛くて
しばらく立ち上がれなかったほどだ。
いやもう、度を越したことはしないに限るってことだ。
ちなみに完食者はポラロイド写真を撮ってもらえる。
あの店に行くとうつろな笑いを浮かべて空の器を掲げている
俺の勇姿をまざまざと見ることができるので
興味がある人は出向いてみてください(何)
店はココ↓
http://tomocha.net/misc/ippatsu/
一発屋 って名前もある意味すごいよね…。
コメント