MOSAIC

2004年10月9日 聴嬲
 
 
 
夜露をたっぷり含んだ草原を

雲一つ無い月明かりに照らされて

つがいの若いキツネたちが

互いの軽やかな体を

試すように  跳ねていく

彼らが野草から弾き飛ばした露ひとひらが
 
他の草にぶつかって

露の瞬きがささやかに広がって  いく

ぴと ぴと ぴと

ぴと ぽちょん ぴと
 
ぱら ぱら ぴと ぴと

ぴと ぽちょん ぴと

音符が跳ねる こんな夜には

一つ一つに耳を澄ませよう

心がしっとり 震えてくるだろ
 
 
 

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