愛人 -AI・REN-

2004年10月3日 知嬲
あいじん」って読むんじゃないんだ↑

 「あいれん」って読むんだ。

ていうか

マンガ読んで涙が止まらんくなったって

ホント久しぶりの経験だった。

案外遠い未来のお話。

人が生殖機能を著しく衰えさせてしまった世界での話。

そんな中でとある男女の間に芽生えた恋の話。

故あって二人とも

余命幾許もない存在。

そのことを互いに知っている。

お互いの愛しい存在がいつ失われてしまうのか

あるいは

愛しい人を後に遺して自分が先に逝ってしまうのではないか

気が狂いそうな恐怖と隣り合わせの状態で

育まれていく二人の関係。

およそ人が経験するであろう

思春期から成人へ至るまでの恋の過程と

結婚してから死別するまでの恋の過程を

うまく縮小してモデル化できているような気がする。

恋ってのはごく個人的な経験で

描き方によってはものすごく嫌味のあるものにしかならないんだけど

不思議とそんな印象を受けなかった得難い作品だったように思う。
 
 
 

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索