「この前録音してもらったテープさ
ちょっとシャレにならんことになってさ…」
と、新生言髄のボーカル「エム」氏から神妙な声で電話が入る。
先日彼がうちに遊びに来た折に
俺が昔作った曲をテープに録音して
課題曲として渡しておいたのであります。
そのテープにちょっとしたトラブルがあって聴けなくなってしまったんだそうで。
とりあえずCDRに焼いて渡すから、と言い置き、彼が来るのを待つ。
数分後、彼が単車に乗って現れた。
「ごめんね手間かけさせて」
普段陽気な彼がやけに沈んだ声を出しているのが気にかかり
何があったのかそれとなく問うてみた。
「…聴いてみる…?一応持ってきてはいるんだけど」
え、聴けるの?じゃぁトラブルって何?
テープがオシャカになったものとばかり思っていた俺は
そのテープに何が起こったのかが殊更気になった。
ハンディレコーダーにそのテープを入れ、再生してみる。
ライン録りしておいた曲がひょうひょうと流れ始める。
なんだ、ふつうに取れてるじゃないかと思ってるといきなりノイズが入り
曲の代わりに会話が流れ始める。
録音してる最中に俺らが交わしていた会話、のようである。
あれ、マイク録音なんてしてなかったのになぁ…?何で途中で切り替わってるわけ?
てゆうか、しっかりラインインしてたんだから切り替わるはずもない。
録音していた日は異様に暑く
どうせなら涼しくなろうと怪談話をしておったんですよ二人で。
その時エム氏は
仕事帰りに車の中で遭遇した怪について
淡々と俺に話してくれたのであった。
『(テープの音声)…そこで問題の場所に差し掛かったときに
カーステレオから徐徐に
お経らしき声が流れ始めてさ…ザ、ザザザザザザザ』
って、また雑音入り始めたよ、何だこれ…?
と思っていたら
ホントにお経流れ始めてきやがってさ、テープから。
あわてて止めて取り出して
とりあえずテープに塩撒いて
近所のコンビニに捨ててきた(ぉぃ)。
ちょっとシャレにならんことになってさ…」
と、新生言髄のボーカル「エム」氏から神妙な声で電話が入る。
先日彼がうちに遊びに来た折に
俺が昔作った曲をテープに録音して
課題曲として渡しておいたのであります。
そのテープにちょっとしたトラブルがあって聴けなくなってしまったんだそうで。
とりあえずCDRに焼いて渡すから、と言い置き、彼が来るのを待つ。
数分後、彼が単車に乗って現れた。
「ごめんね手間かけさせて」
普段陽気な彼がやけに沈んだ声を出しているのが気にかかり
何があったのかそれとなく問うてみた。
「…聴いてみる…?一応持ってきてはいるんだけど」
え、聴けるの?じゃぁトラブルって何?
テープがオシャカになったものとばかり思っていた俺は
そのテープに何が起こったのかが殊更気になった。
ハンディレコーダーにそのテープを入れ、再生してみる。
ライン録りしておいた曲がひょうひょうと流れ始める。
なんだ、ふつうに取れてるじゃないかと思ってるといきなりノイズが入り
曲の代わりに会話が流れ始める。
録音してる最中に俺らが交わしていた会話、のようである。
あれ、マイク録音なんてしてなかったのになぁ…?何で途中で切り替わってるわけ?
てゆうか、しっかりラインインしてたんだから切り替わるはずもない。
録音していた日は異様に暑く
どうせなら涼しくなろうと怪談話をしておったんですよ二人で。
その時エム氏は
仕事帰りに車の中で遭遇した怪について
淡々と俺に話してくれたのであった。
『(テープの音声)…そこで問題の場所に差し掛かったときに
カーステレオから徐徐に
お経らしき声が流れ始めてさ…ザ、ザザザザザザザ』
って、また雑音入り始めたよ、何だこれ…?
と思っていたら
ホントにお経流れ始めてきやがってさ、テープから。
あわてて止めて取り出して
とりあえずテープに塩撒いて
近所のコンビニに捨ててきた(ぉぃ)。
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