やけに神妙な夢を見て目が覚めた。
 
現在 06:55 AM。
 
とりあえず今の気持ちを
言葉に残さずにはおられないので
ここに記しておくことにする。
 
 
何の集まりだかわかんないけど
相当数の男女が一つの部屋に集められ
「コの字型」に並べられたテーブルに
無作為に座らされている。
 
手元にはパンフレットのようなものがあって
開いてみると NO.1 から順番に
男女の顔写真が対になって
それぞれの略歴と共に延々と紹介されている。
 
そこには俺の顔写真も
恋1の人の顔写真も載せられているが
それぞれバラバラの男女と対になっている。
 
机の上には
まるで「へぇ〜ボタン」のような
ボタンが付いている。
 
突如、モニターのようなものが出てきて
NO.01 から順番に男女の対の写真を映し始める。
 
ナレーションみたいなものがごにょごにょ入って
それでは判定をどうぞ、と促すので
ああこれのことか、とボタンを押してみる。
 
どうやら、得票数によって
基準以上を上回ればその男女は
お互いの連絡先を交換できるシステムに
なっているらしい。
無作為且つ本人達の意図が全く排除された
お見合いシステムのようなものか。
 
かと思えば
かの「ねるとん」と同じように
乱入もできるようで
その都度どちらの相手が
連絡先を交換するのに相応しいのか
判定が行われた。
 
恋1の人の相手は一見するとサラリーマン風の
こざっぱりとした男性で
どうやら得票数は基準以上をマークしたらしい。
何故か俺は乱入していない。

互いの連絡先を交換しているのを見て
俺は強烈な焦りを覚える。
 
一通りそのお見合いゲームも終わり
何故か舞台は路地に。
 
少し離れたところに恋1の人の
後姿が見える。
 
追いかけて
声をかけてみたい衝動にかられる
ここでふいにしたら
もう二度と会えない
何故かそんな切迫感が頭をよぎる。
 
それでも後を追えない。

今話しかけてどーするのか?
さっき連絡先を交換した相手に悪いんじゃないか
俺の存在はただ迷惑なだけなんじゃないのか
 
ちうか
そういうことを理由に立てて
自分が受け入れてもらえていない
というサイアクの事態から
逃げてたんじゃなかろうか。
 
あの人の影はどんどん遠ざかり
やがてどこかの角を曲がって消えてしまった。
 
視界から消えてしまうと
より一層寂しさやら未練やら嫉妬心やらが増してくる。
 
 
そこで目覚める。
 
 
これが今の距離感なのかなとふと思う。
というより
無理に現実から自分を引き剥がそうとしてる
自分の弱さの表れといった方が正しいのかもしれない。
距離を取ろうとしているのは俺の方だろうからな。
 
しかし、未練や嫉妬心というのは
実に強烈な負のエネルギーなんだなと
今更ながら思い出した。
 
こんな風に文章に落とすことによって
ある程度は凪いでくるけど
よくもまぁこれだけ重くじんじんと
腫れぼったい感触を伴うものだ。
 
いかに自分が囚われているのかが良くわかる。
何かの童話で石を腹に詰められたおおかみのような感じだ。
このまま井戸に落ちたらきっと溺れ死んでしまう。
 
あの人が離れていってしまう原因は
俺の中にあるもので
それを何とか変えてしまいたいけど
それは何年にも渡って使い古されてきた飯盒の
底にこびりついてとれないコゲのようなもので
どうにも変えられないような気もする。
 
とりあえず今は
この重く腫れぼったい感触を
どうにかしないと
やっとれん。
 
この夢にも何らかの意味があるのだ。
それをどないして現実への力へと
転換できるもんやら。
 
世界の中心でアレを叫んだときは
感覚を殺いで殺いで殺ぎまくって
何も無い荒野になったものと
自分を思い込んで
ひどい悲しみをやり過ごしたもんだが。
 
もうあんな荒野へと
自分を追いやりたくも無いしなぁ。
荒野に成り切れるもんでも無し。
いや、それだけはすまい。
 
今までの人々はどんな風にして
この重みから立ち上がったんだろう?

 
 
 

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