イイ感じに遊びがうまいオトナたちが
 
美味い酒を飲みながら
 
今度の休日に一緒に何して遊ぶか相談したり
 
現在進行形の恋の相手について語り合ったり
 
それぞれの趣味のことを饒舌に語り合ったり
 
それぞれの会話は
 
決して嫌味にならず
 
嘯いたりなど一切無く
 
等身大の熱意が立ち上り
 
織り込まれるように絡み合い
 
そのまま大きなふくらみを見せ
 
かといって広がりすぎず
 
うまく収まるところをもっている。
 
ステキで愉快な演奏に出会うということは
 
そのような会話を傍で楽しげに聴くような
 
趣を与えてくれる。
 
やがて全ての音は
 
親しみのつまった空気の中に
 
しん、と安らかに
 
織り込まれていくのである。
  
良い酒が
 
ぼくらの頬にぽっと
 
火を灯していくのに
 
それは似ている。
 
 
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今日聴いた演奏はそんな感じの演奏だった。
 
もちろん全てのジャズが楽しいことをテーマに奏でられるものではない。
 
ただ、一つ言えることは
 
「素晴らしい演奏は全て
 
親しみや信頼の共鳴がもたらしたギフトである」

 
ということなんじゃないだろうか。
 
そこに相手への親しみや信頼が無ければ何も生まれない。
 
人々をRockさせるモノだって生まれない。
 
俺はそう思うのだ。
 
人と共鳴し合えるって、ステキなことなんだな。
 
 
 
               そんなふうに呟いて独り臍を噛む夜。
 
 
 

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