インタービュー

2004年4月15日 痴情
インタビュアー(以下イ):ところで今回の新作の話をお伺いす…
 
俺(以下俺):Wait!!それよりあの夜のことなんですが…
 
イ:えっ?!(いきなりこの人何を言い出すんだ?)何のことでしたっけ?
 
俺:…やっぱり、入れちゃいました?…ぬぷっと根元まで。
 
イ:えっっ、そ、それって…
 
俺:やっぱり入れたんだ…責任取ってくださいね…ッ!!(号泣)
 
イ:そ、そんな、ちょっと、話勝手につ…
 
俺:ところで先月とても素晴らしい映画を観たんですよ。それにインス
  パイアされて作ったのが今回の作品でして
 
イ:(うっわー、後味悪っ)そ、それなんですが今回の…
 
俺:『あたると蝉とぬらりひょん』って題なんですが、油彩画独特のア
  プローチ法を用いて作曲した尺八をフィーチャーした協奏曲なんで
  すこれが
 
イ:(どんな映画観たんだよ…ッ!!てゆうか油彩画って!!)
  いや、尺八をフィーチャーするってのが日本的で良いですよね
 
俺:いやホント苦労しました、あの仕上げの裾上げのところが

イ:ってそれ服飾の話やし…ッ!!ちゃんと作品の話聴かせて下さいよ!!
 
俺:え、そういう主旨のインタビューじゃなかったの…?
 
イ:いや、どーゆー主旨だよ?!アンタ何の作品作ってるんだよ!!俺は
  音楽の話を期待してるの!!
 
俺:ぇー、つまんない
 
イ:(ほんとつまらなさそうだ)…えー、じゃぁ、何の話がしたい?
 
俺:メグ・ライアンかなぁ

イ:メグ・ライアンですか…ああいった女性が好みでいらっしゃるんで
  すか?
 
俺:全然…(舌打ち)
 
イ:(どやねん…)メグ・ライアンといえば、今度彼女としては異色のサ
  スペンスに出演しますよね
 
俺:いや、もういいからさ、音楽の話、しよ
 
イ:(静かに激怒)……こんなに侮辱されたのは初めてだ…

俺:侮辱だなんて!!君、自意識過剰入ってない?
 
イ:(!!!!!!!!!)
 
俺:私が若いころはさ、確かにちょっと女性に優しくされただけで「こ
  いつ俺に気があるんじゃねー?!」とか激しく勃起したもんだけど
 
イ:いきなり勃起かよ!!発情期のイヌかよ!!!
 
俺:こんな侮辱は初めてだ!!!!今後一切君のところの取材には時間を割
  かんからな!!君も進退をじっくり考えておいた方が良いのではない
  かな??恐らくもうこの業界には居られないだろうからね、ハハ
  ハ!!!!(俺退場しかける)
 
イ:え、ちょ、ちょっと待てコラ!!怒りたいのはこっちだコラ!!!全部
  このテープに会話残ってんだよ!!これ公表したらどっちが正当なの
  か、世間はどう言うかなぁ…?
 
俺:…私を脅迫するというのかね…?
 
イ:いや脅迫て!!ちょっと待てコラ!!これ聴いたらどっちがひどいこと
  してるか一発でわかるだろ!!!!
 
俺:…君、これが何かわかるか…?(懐に手を入れる)
 
イ:(身構える)な、俺を撃とうってのか…ッ!!!!
 
俺:…まぁよく見たまえ…これは、母子手帳だ…ッ!!!
 
イ:えええエアええッ!!!!??????何でッ??????
 
俺:ちょっと気になることがあって、この前産婦人科にいって相談して
  みたの…そしたら、おめでたです、って(泣き崩れる)
 
イ:い、いや、ちょ…ッ、あんた男だろ!!!!ここで冒頭に話戻
  る
のかよ…ッ?!
 
俺:認知してくれないんだッ!!!!(イを睨み付ける)
 
イ:ぃや待ってくれ…ッ!!!!てゆーかどーしてそういう展開になるんだ?!
 
俺:ひどい!!あくまでしらを切り通すつもりね!!!!死んでやるッ!!!!!!
  (窓ガラスを破り、ベランダから飛び降りる)
 
イ:あ………ッ!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺:              つうわけでまたなぁぁぁぁ!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イ:生きてる!!?!ってここ、1階だったっけ…
 
 
             
  
                 つうか、また逃げられた…ッ?!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
            こうしてインタビューは失敗に終わった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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