どえーっと平積みされてたのでつい手にとってふらっと買ってしまった本。
 
パイロットフィッシュってのは、例えば大型の熱帯魚を飼ったりする前
に、水槽内の環境を整えるために前もって飼う魚のことらしい。別の呼
び方をスターティングフィッシュ。
 
 
後からやってくる者たちのために先んじて環境を整えてくれる存在。
そして、役目を終えて消え行く存在。
 
そういったものの隠喩としてこの言葉は使われてるんだろうな。
 
まだ全部は読み終わってないんだけど、読み進めててとにかく不可解な
印象を受けることが多い。
 
登場人物同士の会話、どれをとっても異様なくらい通じ合ってる感じが
強いんだよね。まるで寸分違わぬ意味コードが皆の頭ん中に仕込まれて
るみたいな。
 
ふつー、日常的に会話してると、「それってどういう意味で言ってる?」
ってな具合に聴き返すことって多いと思うんだけど、作中にはそういっ
た意味のすれ違いが全くと言っていいほど無くって、言葉を交わせば皆
判り合える的雰囲気がものすごーく漂っていて奇妙な安心感を覚えてし
まったりもする。
 
まるで、自己完結してる夢を見てるみたいな感じ。
 
そーゆーのって、読んでる分には無害だからいいけどね(^^;
 
あ、別にこきおろしてるわけじゃなくて、ここに書かれていることから
イメージ膨らんだりすること多いから、どっちかっていうと好きな本か
もしれないです。
 
いや、今はそれだけ。早く読み終わろっと。。

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