まるでパジャマのボタンを思い切り掛け違えたかのような1日。
ひとつ掛け違えると全てがおかしくなり、やがては収拾がつかなくな
る。まぁそういうことだ。
この日の朝、俺は待ち合わせ(※1)のために京都駅西口にて他の連中
を待っていた。
しかし、である。
待ち合わせしている5人中3人が、定刻に来ない。
電話してみると、さも今起きたかのような声の者2名。
もう1名に至っては携帯を持っていないので行方不明確定。
結局、定刻通りに来たU2(※2)と共にぶらぶらすることにする。
ちょうど「えき」美術館でピカソ関連の興味深い展覧会を催していたの
で物見高く見学。
出てくると、入口脇に置いておいた傘が無くなっている。盗ラレタ。
怒りをぶつける場所も見つからず、しょうがなく似たような傘を盗み(悪)
ひとまずメシを食うことにする。
ラーメン小路にて舌鼓を打ち、伊勢タンの催事場にてチーズソフトクリ
ームを買い、大階段を上まで上り景色を見ながらソフトを平らげる。
空は晴れかかってきていた。
「傘盗む必要まるでありませんでしたね、ププ」
とU2に小馬鹿にされたのが悔しかったので、おでこを音が出るくらい
ひっぱたいてやった。
ひとまずメンツを募り直し、四条でボウリングでもしようかということに。
人を待つ間、高島屋などをぶらぶらする。
1階をぐるぐる回っているときにU2が
「私の指輪のサイズ、10号なんですよ」
としきりに耳元で囁き非常にうざかったのでまたおでこをしばく。
その後何とかCAD脇(※3)と合流し、河原町のROUND1にてボウリング。
せっかくだから面白い名前で登録しようぜ、と適当に書き殴ってエント
リーシートを受付に提出。
あてがわれたレーンに行き、モニターを見上げて愕然とした。
俺は2番目にエントリーしたのだが、そこには
「 大 変 態 」
という、あらぬ誤解を招きかねない文字が燦然と輝いていたのである。
確かに、
「 犬 変 態 」
という名前でエントリーした俺も俺だが、
それを、選りに選って、
「 大 変 態 」
ってな風に入力し間違えるのもどうかと思いますが…ッ?!
既に負け犬気分満載。しょぼーん状態の俺を尻目にゲームは進む。
あろうことか俺が最下位確定した時点でU2及びCAD脇が、
「やっぱり罰ゲームするんですよねぇ?」
などとぬかし始める始末。
泣く泣く二人に晩飯をおごる。
このまま帰っては末代までの恥、とばかりにU2にスタバでコー
ヒーをおごらせるも、手を滑らせてジーンズに全てをぶちまけ
てしまう…。
何でこうも、全てうまくいかないのだ…。
そんな日もあるということか…。
まるで浮かばれねぇ…。
-------------------------------------------------------
※1 「待ち合わせ」
この日おおかみ一行は
「秘宝館巡りツアー」
と称して琵琶湖博物館へと向かう予定であった。
※2 「U2」
IP社元バイト。
魔性を気取る女だが
どうにも縁とタイミングに恵まれない。
※3 「CAD脇」
IP社バイト。
時折見せる仕草が妙におネェっぽい。
性別♂
ひとつ掛け違えると全てがおかしくなり、やがては収拾がつかなくな
る。まぁそういうことだ。
この日の朝、俺は待ち合わせ(※1)のために京都駅西口にて他の連中
を待っていた。
しかし、である。
待ち合わせしている5人中3人が、定刻に来ない。
電話してみると、さも今起きたかのような声の者2名。
もう1名に至っては携帯を持っていないので行方不明確定。
結局、定刻通りに来たU2(※2)と共にぶらぶらすることにする。
ちょうど「えき」美術館でピカソ関連の興味深い展覧会を催していたの
で物見高く見学。
出てくると、入口脇に置いておいた傘が無くなっている。盗ラレタ。
怒りをぶつける場所も見つからず、しょうがなく似たような傘を盗み(悪)
ひとまずメシを食うことにする。
ラーメン小路にて舌鼓を打ち、伊勢タンの催事場にてチーズソフトクリ
ームを買い、大階段を上まで上り景色を見ながらソフトを平らげる。
空は晴れかかってきていた。
「傘盗む必要まるでありませんでしたね、ププ」
とU2に小馬鹿にされたのが悔しかったので、おでこを音が出るくらい
ひっぱたいてやった。
ひとまずメンツを募り直し、四条でボウリングでもしようかということに。
人を待つ間、高島屋などをぶらぶらする。
1階をぐるぐる回っているときにU2が
「私の指輪のサイズ、10号なんですよ」
としきりに耳元で囁き非常にうざかったのでまたおでこをしばく。
その後何とかCAD脇(※3)と合流し、河原町のROUND1にてボウリング。
せっかくだから面白い名前で登録しようぜ、と適当に書き殴ってエント
リーシートを受付に提出。
あてがわれたレーンに行き、モニターを見上げて愕然とした。
俺は2番目にエントリーしたのだが、そこには
「 大 変 態 」
という、あらぬ誤解を招きかねない文字が燦然と輝いていたのである。
確かに、
「 犬 変 態 」
という名前でエントリーした俺も俺だが、
それを、選りに選って、
「 大 変 態 」
ってな風に入力し間違えるのもどうかと思いますが…ッ?!
既に負け犬気分満載。しょぼーん状態の俺を尻目にゲームは進む。
あろうことか俺が最下位確定した時点でU2及びCAD脇が、
「やっぱり罰ゲームするんですよねぇ?」
などとぬかし始める始末。
泣く泣く二人に晩飯をおごる。
このまま帰っては末代までの恥、とばかりにU2にスタバでコー
ヒーをおごらせるも、手を滑らせてジーンズに全てをぶちまけ
てしまう…。
何でこうも、全てうまくいかないのだ…。
そんな日もあるということか…。
まるで浮かばれねぇ…。
-------------------------------------------------------
※1 「待ち合わせ」
この日おおかみ一行は
「秘宝館巡りツアー」
と称して琵琶湖博物館へと向かう予定であった。
※2 「U2」
IP社元バイト。
魔性を気取る女だが
どうにも縁とタイミングに恵まれない。
※3 「CAD脇」
IP社バイト。
時折見せる仕草が妙におネェっぽい。
性別♂
コメント