海猿

2004年5月17日 知嬲
食べて交わると子ができる ゆえに餃子!!
 
  ↑この台詞に出会えたことで
     今までの人生が報われた気がしました(27歳男性)
 
しっかし人間って
 
いつどこで自分の命賭けた選択を迫られるかわかんないもんで。
 
自分の命のみならず
 
他人の命まで賭けた選択を強いられる場面に
 
頻繁に遭遇する仕事があるということ自体
 
改めて知ると実に驚きで。
 
そういうのって安易な文脈で語られるべきじゃねーよな。
 
シリアスばかりに落ち込まず
 
人の持つヒューモアもしっかり描き
 
ただ読むものにその仕事に対する「無責任な憧れ」を喚起するのでなく
 
誠実にその仕事が抱え持つ現状にスポットを当てるって
 
生半可じゃできない。
 
マンガはフィクションだから
 
どうしても劇的な展開というのは
 
読み手を飽きさせないためにも必要になってくるし
 
そんなドラマっぽさが
 
「無責任な憧れ」を喚起する要因にもなるんだろうけど
 
その誇張の中からでも真っ直ぐに伝わってくるものを
 
この人のマンガからはひしひしと感じる。
 
「何と向き合うにも生半可じゃねえんだぞ」って感覚が。
 
こういう話の語り部になるにはどうしたらいいんだろう?
 
問題意識だけでは無理だな。
 
 
これは
 
友人から借りて読んだのだけど
 
しっかり手元に置いてじっくり読まなきゃ
 
って久々に思った作品でした。 
 
映画化されるとかそういったミーハー根性じゃなくてね。
 
 
 
でも、映画化とかそういうきっかけで部数が伸びて
 
皆がここから何かを得て
 
それぞれの生活に投影できるものがあれば
 
いいんではないかな、とも思う。
 
現実を様々な角度から見つめ
 
現実と様々な角度で対峙していく。
 
現実をより素晴らしいものに変えるために。
 
↑こう書くとちょっと陳腐かもしれんけど
 
たまにはこういう体育会的なテイストは
 
取り入れなきゃなって思うのさ。
 
ひねた生き方してきた27歳としては。
 
 
 
母さん、僕は今
 
妖艶な魅力をタプーリ蓄えた感じのオネエサンの前で
 
上半身裸になって
 
まな板の鯉のように寝っ転がっています。
 
オネエサンは馴れた手付きで僕の腹や胸にゼリーを伸ばしていきます。
 
少し冷たいゼリーの感触が
 
僕の触覚を鋭く目覚めさせていきます。
 
アア、イヤン、バカン、ハズカチイ
 
「ちょっとぬるぬるするかもしれないけどガマンしてね
 
ええ、ええ、ガマンしますとも、しますとも。
 
そんなの屁のツッパリにもならんですよ、ムフー(鼻息)
 
オネエサンは先っぽがゆるやかなカーブを描く棒
 
僕の腹に押し当て
 
じりじりと色んな方向に
 
滑らせていきます。
 
その度に僕は
 
まるで体に超音波が突き抜けたような
 
刺激に身を悶えさせるのでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                 (↑腹部エコー検査の一部始終)

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血液検査を頑なに俺に強要したあの医師は正しかった。
 
結果、どーやら肝炎ぽい症状が出てることがわかり、
 
念には念をと腹部エコーを撮ることになったのでス。
 
上がってきた結果を見て医師は開口一番
 
手術しましょう
 
とは決して言わなかったのですが
 
「明らかに脂肪肝の兆候が見て取れますね
 
  ていうかほぼ脂肪肝です、食生活を改めましょう」
 
と萎えるようなことをのたまいやがったのです。
 
脂肪肝て…。
 
 
一気に40代まで老け込んだ気分です。
 
 
ちうか肝臓の炎症度合いがちょい目立つらしく
 
当面の間、炎症を抑える薬を服用して様子を見ることになりました。
 
で、センセイ、頭の方はドウダッタンデスカ?
 
医師は開口一番
 
「ここに見える影がチャーリーブラウンに似てますよね」
 
などと不安を煽るようなことは一切言わず
 
「あー大丈夫ですよ問題ないっすよ」
 
と、むしろ不安を一蹴してくれまスた、いともカンタンに。
 
「まーでも眩暈と微熱の原因がまだはっきりしてませんからね
 
 とりあえずクスリ試してみて
  
  結果がどう出るかによって精密検査も考えてみましょうか」
 
それはそれでちょっと不安になるんですけど。
 
俺もオトナですからそんなのおくびにも出しません。
 
ま、人間死ぬときは死ぬし
 
生き残るときは生き残るし
 
そういうことでいいんじゃないっすか。
 
んで、今日は安静を言い渡されたので
 
じっくり惰眠を貪るのです仕事休んで。
 
 
 
 
                     何か釈然としねぇ…。
 
 
 
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ていうか内科のおいしゃさんってつくづく大変な仕事だよな。
 
こんなふうにいちゃもんつけてくる患者も少なくないだろうし
 
患者の話す症状や
 
体温やら呼吸音やら外的に判断できるもん全てから

いくつもの推測を立てて
 
必要な検査やら
 
治療法の提案やら
 
他の科への割り振りやら
 
してかなきゃなんないんだから。
 
見えないことを見えるようにする力というのか
 
こういう医療の世界って個人の経験だけでは推し量れないけど
 
そういったところを立つ瀬にしなきゃなんないときもあるんだろうな。
 
何とか対話を試みて
 
お互いの到達点を探ろうとしてくれるような患者ばかりでも
 
無いだろうし。
 
とりあえず俺としては
 
痛いところは素直に痛い
 
苦しいところは素直に苦しい
 
といえるような言葉を見つける努力をしようと再度感じた
 
そんな1日でした。
 
 
あとは発見してもらえるか
 
何ともないですよと不安を払拭してもらえるか
 
どう転ぶかはそのときだけど。
 
 
 
 

夜陰

2004年5月16日 日常
ケラさんがうちに挨拶に来た。
 
あー、
 
        「ご結婚オメデトウ
 
              とか
 
           「着床完了!!
 
 とかそういう生々しい出来事があったわけではないんですよ。
 
どうやらケラさん
 
急な事情で今の部屋を5月末までに引き払わねばならなくなったようで
 
しかもまだ次に入る部屋が決まってないらしく
 
とりあえずの措置として家財道具一式を
 
新居が決まるまでうちで預かってもいい、というような約束を
 
以前交わしておったもので
 
それでうちに挨拶に来たわけである。申し訳ない、と。
 
当の俺は臥せっておったもので、
 
我が父パパを紹介するくらいしかできなかったのだが
 
和気藹々としてくれたようで
 
正直ほっとした。
 
ケラさんが話したりしているのを聴いたり
 
一緒に話していたりすると
 
何と周りに気遣いを巡らせられる人なんだろう
 
と恥ずかしくなってしまう。

もちろんカンペキじゃないとは思うけど

少なくとも俺の数十倍は周りを推し量ってるな
 
といった感が強いので
 
余計に恥ずかしくなってしまう。
 
まだまだ俺は足りてない人間なんだきっと。
 
帰り、雨が強かったのでケラさんを車で送ってあげることにした。
 
フツーに喋ってる分にはまんま20歳のオンナのコなんだけどなぁ。
 
ぴりっと締められるところは締める人なんだろうねぇ。
 
荷物運び込みは来週日曜。
 
さてさて、どうなるものやら。
 
 
 

鳥たちのうた

2004年5月15日 脳内
↑というタイトルの曲を昔やってたバンドのために書いたんだけど
 
表現力が貧弱だったせいで録音してみるとどうにもカッコ悪い。
 
曲自体はイイんだぜ俺が書いたにしては。

いや、多分に自画自賛かもしれないけどな(´д`)y-’
 
誰かリプロデュースしてくんねぇかなぁ。
 
 
 
犬に左頬踏まれて目が覚めた朝はどこか悲しい。
 
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MRI勇んで受けてきたのに結果は月曜だなんてまただよ。
 
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病院の職員さんは何であんなにハキハキした声の人ばかりなんだろ?
 
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ドーンオブアレ早く観たい。
 
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ビッグフィッシュも早く観たい。
 
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デイアフタートゥモローがWinMXで出回ってると思ったら違う映画だった。
 
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頭、更にい。PC直視してらんない。
 
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N獣氏が茶を買ってきてくれて嬉しい。えらいぞN獣

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しもた、ビデオとDVD延滞してるよお。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ファニーゲーム

2004年5月13日 視嬲
バカンスで避暑地にやってきたブルジョワ風ドイツ人家族が
理不尽な犯罪に巻き込まれていく様を描いた作品。
 
映画って結局、どこに視点据えて観るかによって
全然受ける印象が変わってくるよな。
 
どっちかというと俺は
家族を恐怖のズンドコに陥れる2人の男の痩せてる方
(パウルというヤツ)
に何故か惹かれるようなヤツなので
きっと映画で描かれているのと同じような
理不尽な衝動や狡猾な悪意を
自分の内のどこかに秘めているんだと思ったりもする。
 
物事っていくら汗水流して積み重ねたところで
ちょっとした不可抗力、しかも全く予期しないもののせいで
一瞬にしてもろくも崩れ去るもんで
しかもそういう不可抗力を引き起こす衝動ってのは
人間の内にも秘められているものであって
それがより洗練されて組織立ってくると
大きくは国家間戦争などにも発展するのだろうなと
要はその根っこの部分にスポットを当てた作品だろうと
俺は観たわけです。
 
愛だのコミュニケーションだの歩みよりだの
それすらあざ笑い無下にする力を持っているのも人間であると。

そういったものが誰の内にもある
というわけじゃないかもしれないけど
それを意識したところで災厄から逃れられるわけではないけど
ゆめゆめ注意を怠るなかれと。
あんたの隣にいる人は大丈夫かと。
人の何を信じるのかと。
 
人間が一番怖いなんてそんな当たり前なこと言いたいわけじゃないけど
じゃぁ、あんたはこの映画観てどうなんだと
そんな踏絵的に使える映画なんじゃないかなって思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だからあんまし俺に近づいちゃダメよ(笑
 
噛むわよ、ぷちっと。
 
 
 

Dazed And Confused

2004年5月13日 日常
眩暈と熱がひどくて会社を休んでしまった。
 
明日とうとうMRIの検査だけど
 
何かあったらと思うとマジで心配で不安でどうしようもない。
 
このめまいや吐き気を催す頭痛はきっと心因性のもので
 
肉体的には何ら問題無いものだと信じて疑わないけど
 
ま、どうとでもなるわな。
 
人間死ぬときゃ死ぬし
 
生きれるなら生きるし
 
ていうか色んなもの片付けておきたくなってきた。
 
今日は死ぬまでの最初の1日。

あ、これってものすごくステキな言葉かも。 
 
 
 

深く潜る

2004年5月12日 脳内
俺は
 
人とのコミュニケーションなんてことを
 
露ほども身に付けてこなかったヤツかもしれない。
 
 
 

たからさがし

2004年5月12日 日常
小さい頃によく砂場でたからさがしゲームをした。
 
皆で持ち寄ったおもちゃなどをあらかじめ砂場に埋めておいて
 
一斉に探し始めるのだ。
 
掘り当てたものが自分のものになるわけでもないのに
 
必死に辺りをほじくりかえしていたっけか。
 
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夏目漱石の夢十夜、第6夜だったか。
 
運慶が護国寺で仁王を彫っているのを見物する話がある。
 
その中で同じく見物していたオトコが
 
「あれは木の中に元々埋まっているのを彫り出しているのだ」
 
と評するのだが、世の中などそんなものなのかもしれない。
 
しかし、埋まっているものを最初に見つけ出す力というものは
 
並では身に付けられないとも思う。
 
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何かを書こうとしてエディタなどに向かっていると、
 
ある一点を境に文章を書く手が鈍ってくることがある。
 
まてよ
 
これはひょっとして誰かが以前どこかで同じようなことを
 
書いていたのではなかろうか
 
といった念に囚われるのだ。
 
俺はただ自分だけの発見をしたような気分になって
 
他の人があらかじめ発見してしまっていたものを
 
新たに掘り起こしているだけなのではなかろうか、と。
 
自分の独自性が信じられなくなってくると
 
その時点で全てが白々しいものに思えてくる。
 
大変なおごりではあるけれど、そうなんだから仕方が無い。
 
他人が以前掘り起こした「たから」を
 
再び掘り起こしていい気になってるガキの気分。
 
俺が書く意味があんのか。
 
他にもうまいこと書いてるのはいっぱいあるぞ。
 
そいつらに任せとけばいいんじゃねぇか。
 
そうやってどんどん自分が無為なものに思えていくのだ。
 
…これって、大層なおごりだよな。
 
どんなもんでも、書いてみないとわかんないのにな。
 
 

 
ある朝

ぼくのほらあなの前に
 
一通のてがみが届いていた
 
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「おおかみさま
 
 あなたが当行にあずけられたじかんが満期になりました
 
 5年ぶんの利息が付いて全部で8年と6ヶ月です
 
 お引き出しにこられてください」
 
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そういえば前に
 
知り合いにたのまれて通帳をいっこ作ったっけ
 
そのときに少しだけじかんをあずけたような…
 
とりあえずぼくは
 
その銀行にでかけてみた
 
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銀行の前は多くの動物でごったがえしていた
 
みんな手に手にあのてがみをもっている
 
入口でてがみと引き換えに整理券をくばっている
 
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ぼくは整理券を手に店内のいすにこしかけて
 
自分の番が回ってくるのをじっと待っていた
 
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ぼくのよこに座っていたあなぐまさんがはなしかけてきた
 
「にいさん、じかんあずけといて良かった思うやろ?
 
 わしは10年前からじぶんのなけなしのじかんを
 
 ひまを見つけては積み立てとって
 
 いまではもう50年ぶんにもなっとんねや」
 
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じかんをそんなにふやしてどうするんですか?
 
「にいさん変なこと聞きよるなあ
 
 なが生きするにきまっとるやないの
 
 なが生きしたら色んなものが見れるんやで」
 
そこまで話して順番がまわってきたので
 
あなぐまさんはいってしまった
 
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しばらくしてなまえを呼ばれたので窓口にいってみた
 
きれいなねこのおねえさんがさっそく説明してくれた
 
ぼくが5年前にあずけておいたじかんが満期になったらしい
 
そしてねこのおねえさんは
 
このまま銀行にあずけておくとさらにふえるようなことを
 
ものすごくねっしんに説明した
 
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ぼくはべつに必要を感じなかったので
 
自分のじかんをぜんぶ返してもらうことにした
 
もったいないもったいないと
 
ねこのおねえさんがしきりにそういうのが
 
きもち悪く思えてきたので
 
ぼくはまったくとりあわなかった
 
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返してもらったじかんは思ってたよりずっしり重かった
 
いのちが延びたなって気になった
 
帰りがけに店内を見回すと
 
あなぐまさんがまだねっしんに話に耳をかたむけていた
 
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ぼくはあずけておいたじかんぶん
 
ぞんぶんに飛んだり跳ねたりして暮らした
 
たまにあなぐまさんに会うと
 
「にいさんじかんのむだづかいはいかんでぇ」
 
とえらそうにいわれたりしたが
 
今が楽しかったので特に腹は立たなかった
 
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ある日
 
その銀行が潰れそうだ
 
そんなうわさが広まった
 
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じぶんのじかんをあずけていたどうぶつたちは
 
冷や汗をかきながらわれさきに銀行に押しかけていった
 
聞けば
 
皆のじかんをぶらさげていた巨木が
 
ひどい嵐のせいでたおれてしまったということだった
 
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状況はほとんど収拾がつかなくなっていた
 
ほとんどのじかんは嵐がどこかに持ち去ってしまっていた
 
銀行がうしなったものが大きすぎたため
 
じぶんの今のじかんまで
 
はんたいに取られてしまっているものもいた
 
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よほどながいじかんをあずけていたのだろう
 
今のじかんを取られすぎたのか
 
あなぐまさんはそのまま
 
なにも信じられないような顔つきをしたまま
 
くやしそうにしんでしまった
 
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ぼくはその様子をおかの上からながめていたが
 
飽きてきたのでじぶんのほらあなにもどって
 
ひとねむりすることにした
 
なが生きすると色んなものが見れるんだな
 
そう思いながらこのまえいった海の夢をみた
 
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はりせんぼん

2004年5月12日 痴情
はりせんぼんは海の中だからイタイの。
 
陸に上げてしまえばそんなに怖くないの。
 
だからあなたも次はよく場所を選びなさい。
 
自分の得手を知って
 
それで生きていくのって大事よ。
 
言い終わると彼女は俺の首を出刃包丁で切り落とした。
 
 
 

タンポポ大回天

2004年5月11日 痴情
四月のかかりにN宮にタンポポの種をあげたことがあって。
 
ほら、あのポワポワ。
 
丁寧にそれを観葉植物用のちっちゃいビンに
 
蒔いてたらしいんだN宮のヤツ。
 
ちゃんと石を敷き詰めてさ。
 
今朝出社してくると、
 
「おおかみさんおおかみさん、ほら、タンポポ!」
 
と、芽吹き始めた双子の葉っぱを見せてくれた。
 
タンポポって双子葉なんだなぁ
 
と改めて気付いた今日この頃。
 
ていうかよ
 
これって
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
          俺たち初の共同作業だよな。
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      できちゃったYO!!!!
 
           ↑激しくバカ
 
 
 

 
人生って
 
「なんて素敵なオマケなんだろ?」
 
って考えた方が
 
うまくいくんじゃね?
 
 
全てのくたびれタマシイに捧ぐ。
 
人生はタマシイに添えられたオマケなんだよきっと。
 
 

 

APPLESEED

2004年5月9日 視嬲
CG表現技術って日増しに進歩してるのね…。
 
もっすごい細かくて展開早くて…疲れました観てて。
 
ていうか、3Dライブアニメっていうんですか
 
あのキャラクターの描き方。
 
最初観た時は
 
なーんかヌラヌラしてるなぁ
 
って馴染まない感もあったんだけど
 
よくでけたゲームのムービーシーン観てるんだって考えると
 
その違和感が消えた。
 
いや、まぁ、捉え方の問題だろうけど
 
でもこんな風に考えた人、少なからずいるはずだ。
 
ストーリーは強引なところが目に付いたけど
 
(だってあれだけ濃い内容を110分くらいに収めるんだから
 
仕方ないんだろうけど)
 
肝心の「APPLESEED」の正体の謎解きのところを
 
あんな風にショック療法テイストな展開で片付けてしまってもいいのだろうか…?
 
ストーリーの締め方は、ステキでスた。
 
やっぱ未来はあんなふうに
 
生きる意志に満ちた人によって勝ち取られて行くんだろな。
 
ただのんべんだらりと生きてる人は
 
人類にとっても地球にとっても邪魔なだけなのかもね? 
 
なーんて考えてしまった…更に深く沈む。
 
 
 
とにかく頭痛ぇ。
 
 
次はキューティーハニーが観たくなった。予告がやたらカクィィかった。
 
 

鹿の鼻

2004年5月9日 痴情
    ありゃどう見ても
 
           「濡れた椎茸」だよな。
 
 
一緒に飲んでいたトモダチが彼女に呼び出されて逝ってしまったので
 
独り残された俺は終電をも乗り過ごし仄かに危機的状況
 
最近の河原町界隈は治安も悪く
 
こんなところにフラフラ千鳥足で独り居ようもんなら
 
それは正に狼の群れに放たれた羊同然の扱いで
 
ていうか俺おおかみやん。
 
そこに運良く一本の電話が。
 
「しゃちょさん何しよるん?」
 
あああああ、ケラさん(※1)!!!!!あああああ!!!!!
 
トモダチに打ち捨てられ
   
独り酔っ払って
 
千鳥足で
 
眩暈もして
  
終電も無くて
 
タク代も無くて
 
云々。
 
 
 
もうね
 
藁にもすがるとはこのことですね。
 
恥も外聞も無い。
 
  
 
「そいじゃさ、あちしんとこおいでよ泊めてあげるから」
 
マジですか、ケラさん?????あああああ!!!!!
 
フラフラになりながらケラさん宅に辿り着くだらしない俺27歳。
 
 
「とりあえず、この二つある枕の真中が境界線ね。
 
 越えてきたら容赦無く家から叩き出すから(微笑)」
 
同じ布団に俺を招きつつそういうケラさん。

ええ、ええ、構いませんとも!
 
俺の鉄のような貞操観はそうカンタンに揺るぎませんとも!!
 
「まぁとりあえず喉渇いたでしょうこれ飲みなさいな」
 
手渡されたお茶をそりゃもう一気に飲み干しましたとも。
 
って、これお茶デスカ?
  
 
           (場面暗転)
 
 
そのまま爆睡。朝まで爆睡
 
念には念を、とはこのことでしょうね。
 
焼酎のお茶割(かなり濃い目)を一気させられたようで…
 
まぁいい。

 
やけにすがすがしく目が覚めたので洗面所借りて顔を洗っていると
 
後ろから肩をとんとん、と叩く者あり。
 
あ、ケラさんおはようございます、昨日はすんません。
 
「実はね、しゃちょさん泊めたのにはがあってねえ」
 
…………。 

……ヤケに「モノせびるときの女の声」出しますやんケラさん。
 
「いや、ね、先月の末にあちしの自転車、撤去されたみたいでさ
 
 ちょっと保管所まで車で乗せてってくれるとありがたいんだけど
 
 ていうかそのまま自転車乗っけてココまで連れて帰ってくれると
 
 更に嬉しいかなぁ、なんて(微笑)」
 
 
 
                やられた…。
 
 
 
いや、一宿一飯世話になったし(朝食に菓子パンをもらった)
 
それくらいいいかな、なんて思ったりなんかしちゃったりで。
 
とりあえず俺んちまで一緒に車取りに行って
 
久世にある自転車保管所まで行ってみたんですよ。
 
そしたらですね
 
職員:あー、えっと、その防犯登録の番号では届いてませんね
 
   しかも、アナタが自転車を撤去されたとおっしゃられてる日付には
  
   その地域の撤去を我々はしてないんですよ
 
   つまり、盗難された可能性の方が強いってことですわ
 
 
ケラさん暫しボー然。
 
あ、そうですか、とこちらを向き直り
 
あちしん家の最寄の交番まで、お願いできます?(微笑)
 
ああもうどこまでもお供しやすぜ…。
 
というわけで今日一日ケラさんの足状態。
 
甘い囁きにゃ棘があるってことですか。
 
これからは安全に酔おう、と心に強く誓った一日。
 
 

 
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※1 「ケラさん」
 
祇園のクラブでバイトしている某R大生(20・♀)
初めて会ったときから何故か俺のことを「しゃちょさん」と呼ぶ。
「そう呼んでおいた方がオトコは伸びるもんなのよ(ケラ談)」
 
  いや、ぜってーアレは単にオトコをノセてるだけだ。
 
 

飲んで 飲んで

2004年5月7日 日常
飲まれて
 
飲んで
 
飲んで
 
飲み潰れて
 
眠るまで
 
飲んで
 
 
やがて
 
俺は
 
終電に間に合わないでしょう
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
またも街に置き去り!!!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
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こうなるには相応の理由というものがあるわけなんですよ、ええ、ええ。
 
久々に、ちょっと前に趣味バンドを一緒にやってた知り合いから連絡が
あったんですホント久々に。
 
「ちょっと、相談したいことが…」
 
いやもう、あれぞ鉛の声ですね。ドスンと重い声でした。
ただ事じゃないなと思って、
微熱でくぐもる体にムチ打ち、飲みに誘ったわけなんですハイ。
 
「いやもう、恥ずかしい話なんですけど」
 
ひとまず乾杯して一口飲んでからフナ氏(※1)が切り出す。
 
「彼女妊娠させちゃったかもしれんくて」
 
ってそう切り出すということはやっぱ予期せぬ展開なんしょな。
彼女の生理が今月まだ来てなくて不安でいるらしい。
 
まぁでも検査もまだしてなくておいしゃさんにもまだ通ってるわけで無
くて確かなことは何もわかってないんだしそんな事前に悩まなくてもと
思うんだけど、実際不安になりますよね…。
 
いずれにせよあれですわ、不安なのは彼女も一緒。ていうか彼女の方が
不安多いでしょ、まずは君が落ちつかないといかんよね、ちう話をして
るところに当の彼女さんからお電話。
 
フナ氏お呼びがかかったようで。
 
いってらっさぃと見送ってその段階で二人ともかなり酔ってて。
それから後、彼からの連絡はまだ無い。落ち付いてやりとりできてれば
いいんだけど。
 
 
 
で、冒頭に戻る。
 

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※1 「フナ氏」
 
俺の参加してた趣味バンドのベース担当。
やたら音数が多くてリズムも(・∀・)イイ!! 
 
 
 
嫌な汗が体中から
 
噴き出して止まらなくなるような
 
惨たらしい夢を時折見る。
 
熱でうなされているときなど特に。
 
そこは深い森の片隅で。
 
見上げるとそこには
 
陽光の一滴さえも貪欲に
 
逃がすまいとするかのように
 
木々の枝が隙間無く生い茂り。
 
空さえ見えず辺りは滅法暗い。
 
下草など伸びず
 
木々の根は剥き出しである。
 
根は幾重にも枝分かれして
 
まるでガン細胞に絡まる
 
新生血管のようだ。
 
その根の隙間には
 
あろうことか人がびっしりと絡まっている。
 
根は執拗に絡まり
 
人々を苗床にしているようだ。
 
ふと、見知った顔を目の端に止める。
 
ああ、やはりお前か…。
 
その首に根が絡まり
 
そこから体内に根が張り込んでいるようだ。
 
身動きもできず
 
気が遠のくほどの痛みに襲われているのか
 
全てを諦めきっているのか
 
とにかく虚ろな目をこちらに向け
 
ぱくぱくと息をしているのか
 
何かを訴えかけているのか
 
口を弱々しく動かす。
 
俺はジーンズのポケットをまさぐり
 
出て来た白いキャンディを
 
そいつの口に放り込んでやる。
 
口をもごもごさせながら
 
そいつの顔の表情が
 
すっと
 
和らいでいく。
 
時化が凪いだ夕海のように。
 
束の間
 
辺りがざわめきだす。
 
密かな声が重なり
 
大きなうねりを作り出す。
 
あの白いキャンディを
 
他の連中も欲しているのだ。
 
すまない
 
あれが最後の一つなんだ。
 
俺があいつにしてやれる
 
最後で唯一のことなんだ。
 
後ろめたい気分をその場に残し
 
俺はその森の出口を求めて歩き出す。
 
夢はそこで終わる。
 
嫌な汗で濡れた寝具が
 
目の無い爬虫類のようにいやらしく
 
俺の体にまとわりつく。
 
きっとあそこは
 
自ら命を絶った者の魂が
 
送られる場所なんだと思う。
 
致命傷となった部位に
 
木々の根が食い込み
 
哀れな者の魂の残滓と
 
生に対する悔恨を
 
音も立てずに啜り続けるのだ。
 
よく考えている。
 
悔恨などは湧き出してくるばかりだから
 
木々は肥え太る一方なのだ。
 
そして
 
森は広がり
 
より多くの苗床を求めだす。
 
実に狡猾なやり口だ。
 
哀れな魂たち。
 
どこにも行けず
 
痛みに支配され
 
死して尚虚ろなまま
 
いつしか枯れてゆく。
 
そんな酷いことがあるか。

その夢を見るようになって以来
 
自殺なんて絶対するもんかと
 
一層強く考えるようになった。
 
 
 

 

鼠に

2004年5月6日 脳内
世界はお前がいなくても回るし。
 
だってもう60億も人が住んでるもんな。
 
そら回るぜ。
 
俺にもお前にも言えることは
 
お互いそんなに大した歯車ってわけじゃないってことだぜ。
 
有っても無くても、なぁ。
 
だからもうそんな顔しないで
 
ゆっくりその森に隠れてお休み。
 
俺もじきそっちに行くからよ。
 
そしたらまた色々喋ろうぜ、なぁおい。
 
ちょっとだけ待っててくれよ。
 
そんなとこひっぱらなくてもさ
 
そのうち同じとこ行くからよ、なぁおい。
 
でもな
 
でも俺はな
 
お前と同じ方法では
 
そこには行かんぜ、絶対よぉ。
 
でないとお前と喋ったり
 
できないじゃねぇかよ。
 
なぁおい。
 
 

 
 

 

 

熱とトモダチ

2004年5月5日 日常
GWに入る前はずっと微熱とトモダチだったんだが、
 
昨日になって本格的に熱とトモダチになってしまった。
 
現在の体温38.1℃。
 
そのせいでキュピ子にランチをおごらせる約束も流れ、
 
その後今年17歳のトモダチどもとカラオケに行く約束も流れ、
 
専らポカリにイオンサプラってもらってばかりのだらしない俺27歳。
 
たまにのんびりじっくりテレビを観ていると色んな発見がありますよね。
 
とりあえずのど黒飴のCMに出てくるトドクロちゃんが
 
My Favoriteになったうららかな午後。頭痛ぇ。
 
トドクロちゃん↓
http://nodokuro.com/todokuro.php
 
 
 
 
フマキラーの宣伝に出てくるモグラも好き。
 
 
 

 

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